解放されたあとの4人の帰路、S・K、自社で爆睡す

「N・Tの母って、こんなニュアンスだったっけ?」
「疎ましいだろ?兄貴が結婚してから余計に拍車が掛かったニュアンスだよ。しかしほんとにS・Kを吊し上げしてたクソおじさん両人には反吐が出るぜ」
「あぁ、アレには当然の己もカチンと来ましたよ。それにしても御子息くん、美男でしたね」
 健二の言う所の御子息くんとはほとんどN・Hを指しているのだろう。
「面持ちだけじゃなくて、キャラクターも良かったよね。公正って感じで」
「天は二物を加えずって素晴らしくいうけど、えっ虚偽かもな」
 車内で四それぞれは周囲も憚場合ずに会話を弾ませていた。こんなにもそれぞれと話したのは、いつ以降だろうか。
「己が通ってたアカデミー、ヤンキーばっかだったんすよ。部分パブリックも知らせる意思とか、まるでないみたいで。だから今日の会議は、しまりがあってスゴイアツかったっすよ。ちゃんとした打ち合わせになってたし」
 S・Kはそんな感じで身の上会話を交えながら論評会の傾向を述べたのもまん中、当の本人はイヤホーンを耳にあてがい、いびきをかき始めた。